基本は一日で終了する研修となります。(二日間の研修日程もございます。) 朝の9時30分から夜20時50分までの研修と聞くと、「長い!」とお感じになられると思いますが、受講生のほとんどの方が「あっという間だった!」とおっしゃられています。皆さんも、きっとゲームにのめり込んでしまうと思います。 研修の具体的な内容としては、

  • イントロダクション(ゲームの生い立ちや概要、研修の目標などを紹介します。)
  • 第1期ゲーム同時進行(ゲームの進め方、資金繰り表の理解を目標として進めます。)
  • 第1期決算同時進行(損益計算書・貸借対照表を一緒に作成していきます。)
  • ルール説明(MGの詳しいルール説明を行っていきます。)
  • 第2期~第3期の経営及び決算(実際に経営を行い、自分で決算書を作成します。)
  • 戦略会計解説(利益を出すための会計的な考えを説明していきます。)
  • 経営計画立案(戦略会計の考え方に基づいて、第4期の経営計画を策定していきます。)
  • 第4期の経営及び決算(経営計画に沿って、利益最大化を目指して経営して頂きます。)
  • まとめ(最終的に純資産の多い会社の発表と振り返りを行います。)

という順序で進行していきます。 では実際の研修風景を画像でご覧頂きながら、その内容や流れをご紹介していきます。

1日の流れ

1. ボードを真ん中に設置します

MG研修使用ボード

ボードゲームを使用します。ボードを使ったゲームをすることで、楽しみながら経営を疑似体験して頂きます。

このボードが市場(マーケット)になります。市場は、東京・大阪・名古屋・福岡・札幌・仙台の6つのエリアに分かれていて、各エリアで異なるマーケットボリュームが設定されています。販売単価や仕入単価も違うので、市場の特色を捉えた様々な戦略が必要になります。

研修の目的としては、「経営マインド」を養って頂く事ですが、ゲームの目標は利益を出して、「純資産を多くする」ことにあります。

2. 1卓は4~6人で実施します

1卓は4~6人で実施します

4~6人でそのマーケットを囲みますが、それぞれが競合他社の社長となります。MG研修は、ヒト・モノ・カネ・情報の経営資源をうまくバランスさせることが求められます。

ヒト・モノ・カネは分かりやすいですが、情報とは、他社の状況を「カンニング」することを言います。

ここで言うカンニングとは、前向きな情報収集のことで、戦略を決める際の大きな要素になります。

 

3. 最初はルールを覚えながら慎重に……

最初はルールを覚えながら慎重に…

自分の順番が来たら、経営の意思判断を一つ行います。その意思決定を「競合他社に宣言」をして、宣言した内容に基づいて「チップ」を動かします。それが終わったら、その取引内容を「資金繰り表に記帳」して、最後にその時点の「残高計算」を行い、「ハイ、次の方どうぞ!」と順番を回していきます。

 

 

4. 会社の状況を表すボードです

会社の状況を表すボード

設定は、製造業の社長です。皆様には、製造業の会社を経営して頂きます。資本金を出資して会社を設立します。

製造業ですから、まずは、機械の設備投資から意思決定をします。次に、機械を動かすワーカーを雇って、材料を仕入れて、工場に材料を投入して製品を作り、セールスマンを雇って製品を販売するという流れの中で意思決定を繰り返していきます。設備やワーカー人数により生産能力が異なり、またセールスや広告宣伝によって販売能力が異なります。

販売競争を勝ち抜くためには、ヒト・モノ・カネをうまくバランスさせる必要があります。

5. 製品ができたら販売(コンペ)

 

製品ができたら販売(コンペ)製品が出来上がったら、いよいよ販売を仕掛けます。価格戦略やマーケットシェアなどを考慮して、コンペにより落札をしていきます。入札価格を一番低く宣言した会社が落札となります。付加価値を付けて販売単価で勝負するか、販売能力と生産能力をうまくバランスさせてシェアで勝負するか、それまでの社長としての意思決定が会社をより利益の出る体質へと導いていたのか、見定める機会になります。

 

6. 1期が終了したら決算処理!

1期が終了したら決算処理

期中は、資金繰り表を元に、資金ショート(倒産)をしないように気を付けながら経営をしていきます。

期末に支払う固定費(給与や製造経費等)もあるので、先を見た経営を行うことが必要となります。期中及び先を見て経営を行い、その結果ショートの危険があれば、銀行からの借入や設備の売却も視野に入れなくてはなりません。経営とは、まさに意思決定の連続です。

 

7. 決算書(PL表とBS表)を自分で作成します

決算書(PL表とBS表)の作成

資金繰り表だけでは、「儲けが出たのか?」「純資産はどれくらい残ったのか?」という経営成績や財政状態を把握することはできません。そこで、一期が終わるとPL表(損益計算書)とBS表(貸借対照表)を手書きで作成していきます。

慣れるまでは、数字を合わせるだけでも結構大変な作業になります。

やがて慣れてくると、

  • 「いつ仕入れた原材料が材料単価を上げて粗利に響いた。」とか、
  • 「いつ雇ったセールスが結果的に固定費を上昇させてしまった。」とか、
  • 「あの時のタイミングで投資した研究開発は失敗だった。」など、

意思決定とお金の流れが見えてくるようになります。そうなると、経営の全体像が見えてくるようになります。

8. 基本は楽しく進んでいきます

みなさん楽しんでMG研修を受講されています。

基本は楽しみながらのびのびと行って頂きます。そんな中でも、「社長は毎日、こんな意思決定の連続なのかぁ。」と経営者の苦労が分かるところもMG研修ならではのことです。

 

 

 

9. 1期ごとに講師のフィードバック

講師のフィードバック

最初は皆様、軒並み赤字になります。講師からのフィードバックや自らの気付きによって、黒字化する為のヒントを得ていきます。

しかしながら、ゲームの中であれば、いくら赤字を出しても、何回倒産させても構いません。「色々とやってみましょう!挑戦してみましょう!」ということで、その結果大赤字の方は、そこから得られる経験や気付きも大きいはずです。

「やたらに安く売ってみたらどうなるのか?」「人を雇用しすぎたらどうなるのか?」ゲームだからこそできること、そこから得られる学びが大切です。

純資産のグラフが全てではありません。

10. 会計的な解説を講師が随時実施します

会計的な解説を講師が随時実施します

例えば、『利益は、売上から原価を引いた「粗利」と「固定費」のバランスで決定するのであって、決して売上が大きな要因になっているわけではない。』など、会計的な視点から目標や販売価格の設定に活かせる気付きを得ることができます。

ここで得られた知識を、ゲームでやってみて、実務に生かすことがMG研修最大の目的です。

 

11. 決算書から経営計画を立案!

決算書から経営計画を立案

やがて経営のノウハウやコツを掴んでくると、V字回復される方も出てきます。大切なことは、

  • 「自分がどういうゲームやった結果、数字がどういう動きをしたのか?」
  • 「そのチップの動きを、自分の仕事で活かす為にはどういうことをすれば良いのか?」

という気付き、ヒントを得て頂く事にあります。

12. こうしてMG研修は実施されていきます

MG研修の流れ まとめ

こうして経営の疑似体験を通して、経営ノウハウを学んで頂きます。MG研修で得た「気付き」「ヒント」をここで終わらせるのではなく、実務への置き換えをして頂いて、皆様の今後の仕事に役立てて頂く事が大切です。

ぜひ、現場に帰られた後も、振り返りを忘れずに行って頂きたいと思います。